ASRIN 代表理事 石田匡章 です。
いつもASRINにご興味を持って下さいまして、誠にありがとうございます。
私がSTセミナーに関しての想いを綴らせていただきます。
どうぞお読みいただければ有り難く思います。宜しくお願い致します。
私は訪問リハビリの中で、STの方の必要性を本当に感じてます。
在宅では、「食事がしたい」「コミュニケーションを取りたい」という、Needが多いです。
そりゃ、そうですよね。
在宅では食事というのもとても楽しみの一つですし、コミュニケーションの獲得も家族との関係を作ることで大事なことです。
一緒に訪問の仕事しているSTの方から、
「STは発声機能を上げることも必要ですが、
本人が表現することがどのような意味を持つのか
家族 に伝えることも大事なことです」
と話されました。
在宅では必要な存在です。
それを肌で感じております。
しかしまだまだ訪問看護ステーションに勤務するSTは少ないように感じております。
私は、在宅でSTが主役になれるかと思っております。
在宅でのリハビリに関しては、
姿勢評価や頸部の過緊張を調整する事、必要となってきます。
姿勢がバッチリみれて、頸部の周辺の筋緊張も評価でき、そして嚥下・発声につなげて行く。
STの方がその技術を身につけることにて、より多く在宅へ行けるかと思っております。
いろいろなSTの方とお話をする中で、
どこかPT・OTに引け目を感じている方は少なくないように感じております。
STは触診が苦手。
頸部や肩の過緊張をなんとかしたいのに、自分ではよくわからない。
姿勢をみる事が苦手。
苦手なので、姿勢調整などお願いをしてしまう。
なので、PT・OTの人のやっている事が出来ないし、自分に引け目を感じる。
ですが、私は先ほどの記載の通り、STは主役になれるかと思っております。
これは病院でも在宅でもそのように感じております。
STの方が指示が出来るぐらいになってもらいたいです。
「○○OT、食事前に嚥下機能を高めたいので、姿勢をこのように整えて」と。
まあ、これは極端ですが。
でも引け目を感じてもらいたくない。
本当にSTは必要なんです。
まずは第一歩。
姿勢など筋緊張など少しでも理解できるように。
そして、カンファレンスなどで姿勢の事をディスカッションできるように。
そのためにSTセミナーをします。
私は、OTなのでOTの視点として、STの方にお伝えできる事をしていきます。
病院勤務のとき「先生・先生」と言われ、その気になり、
西洋医学がすべて正しいと思っておりました。
狭い病院という環境の中で、
お互いの手技・方法を尊重できず、
「これはPTの仕事だよね。OTが歩行みてどうするの?」
職域の違いだけを求める。
今思うと恥ずかしいです。
ホント、そんなことをしている場合は無いんです!
私の今の環境からでは、上記の事を言う方はいませんが、
時々お話では聞く事があります。
繰り返しですが、同じ職種で批判をしている場合じゃ無いんです!
私は、外で実費でのボディケアの仕事もしております。
美容院やエステに行き、そこのクライアントの方に施術をしております。
それの経験をしてみて、一番感じる事は
「私は井の中の蛙」
エステの方が、とても健康に配慮しております。
私が病院勤務していたときと比べても、数倍配慮しております。
詳しくはこちらでは書けませんが、とても焦りました。
「こんな素晴らしい方、お店があるんだな」と。
焦りというのは、悪い状況でなく、
更に高みにいくためのもの。
人を成長させるものと思っております。
そこで話を戻し、
STが頸部の施術や肩の施術がうまくできると、周りのPTOTはどう感じますかね?
「STがこんなに姿勢がみれたり、施術ができるんだ」
と少しは焦るんじゃないでしょうか!
そこで更にPT・OTも勉強して、相乗効果で成長が出来ればいいなと思います。
繰り返しになりますが、
姿勢がバッチリみれて、頸部の周辺の筋緊張も評価でき、そして嚥下・発声につなげて行く。
そんなスーパーSTの方が増えればと思っております!
私は、そのためにST限定のセミナーを続けて行きたいと思っております。
ASRIN 代表理事 石田匡章